一夜明け。
相変わらず気をぬくと涙が出てくる。
ぐるぐると考えは巡るが、
何故振ってしまったのだろうという根本的なところで立ち止まってしまう。
答えは時間の流れのなかにばかりあるのだろうなと思う。
考えたあげくにやっと振り絞ったような声で
「これは恋じゃなくて愛だ」
と言われたけど、
一瞬ぐらついたあとですぐに冷酷な返答ができてしまった己とこの関係がかなしい。
この言葉に関しては精査したい、
しかし知る由もない。
もう少し考えて味わってから答えればよかった、全てのやりとりにそう思っている
もう一つ後悔しているのは、相手の目を見なかったこと