DAY8
母が家をあけてから一週間経った。
当初思ったほど、料理には不安なし。
マイペースに、気分に任せて作っているからだろう。
次の課題は床の掃除かな。
10時すぎに起床、父が在宅していたおかげて手早く着替え、寝ぼけながらも即ドリア完成。風呂に入らずともとりあえず着替えるのはやはり効果的(ニート生活において)。
その後私鉄で南下、
人生初の不動産物件内見へ。
体育会系のちいさな不動産屋さん。
社員さんは同年代ばかり。
内見担当者さんは様々な意味で初々しく
「安い物件は新人が担当する」
と聞いて納得。
不動産屋自体の質にも言えることなのかな。
ここで「ふつう」に働いている友人の同棲という事実がよぎり
いつものなんとも言えない劣等感に襲われた。
私はきれいなマンションに住みたいわけではないけれど
やはり「お金と地位、ふつうの生活…」
と思いをめぐらさずにはらいられなかった。
いまのニート生活、「生活」中心生活にも学びはあるけれど
仕事を得るということばかりは、やはり自分で動き出さなければ
自分の求める通りには誰も助けてくれない、と、朝のぼやけた頭でも確信してしまった。
明日は就職サイトを確認してみよう。
これが最後のチャンスかもしれない。