DAY8
母が家をあけてから一週間経った。
当初思ったほど、料理には不安なし。
マイペースに、気分に任せて作っているからだろう。
次の課題は床の掃除かな。
10時すぎに起床、父が在宅していたおかげて手早く着替え、寝ぼけながらも即ドリア完成。風呂に入らずともとりあえず着替えるのはやはり効果的(ニート生活において)。
その後私鉄で南下、
人生初の不動産物件内見へ。
体育会系のちいさな不動産屋さん。
社員さんは同年代ばかり。
内見担当者さんは様々な意味で初々しく
「安い物件は新人が担当する」
と聞いて納得。
不動産屋自体の質にも言えることなのかな。
ここで「ふつう」に働いている友人の同棲という事実がよぎり
いつものなんとも言えない劣等感に襲われた。
私はきれいなマンションに住みたいわけではないけれど
やはり「お金と地位、ふつうの生活…」
と思いをめぐらさずにはらいられなかった。
いまのニート生活、「生活」中心生活にも学びはあるけれど
仕事を得るということばかりは、やはり自分で動き出さなければ
自分の求める通りには誰も助けてくれない、と、朝のぼやけた頭でも確信してしまった。
明日は就職サイトを確認してみよう。
これが最後のチャンスかもしれない。
やりたい事、やったことリスト
*部屋の掃除think for cockroach...
置き薬?あるのかな
*牛乳パックの解体
*床の掃除
掃除機をかける
*買い物レシートにマーカーつけて保存する
→6日に完了、食費はたったの270円だけだった、もっとかけてる気がしてた。ショック。それだけ家のもので食べれてるんだな。
あとの出費はいつも通り自分のためだけのものだった。ショック。
*布巾の漂白
→6日に完了
*シンク、コンロの掃除
*台所まわりの片付け。お菓子の整理。
→6日に破棄作業完了、めちゃすっきり。
*洗面台のソリューション。笑
*テレビ、テーブルまわりの整頓
*急須の掃除、整頓
→8日にほうじ茶を開封。消費をすすめる。
9日にガラスのポットを洗って出す。積極的に使おうと思う。
*カゴの中の食糧の整理
DAY6
昨日の寒さ、疲れからか
一日中頭がぼんやり。風邪気味か。
葛根湯をのむ。
昼下がりに街へ出て唇の美容液を買ってみる。
100円均一のお店でロウソクを求め、
ごみばこなどを物色。
食料品売り場をゆっくり眺めて、
キッチンドランク用にと少しお高めの缶チューハイを買って帰った。
女子部のお姉さんからキャリアパスの話を聞けた。
元SMAPの三人のネットテレビ最終盤を観て泣く。SMAPはすごい。ずっとしっかり楽しい。
スープと、あたためたハンバーグ。
食後に、買ってきたチューハイをゆっくり飲む。
お仲間と出会えて嬉しい。
法則とかジンクスはあまり信じたくないけど
ひとつ減るとひとつ増える、
やはりそんな感じがある。
うさぎの世話なにもしていない。
DAY4
朝早く起きて遠くの海沿いへ。
日がな一日陽にあたって活動したのはとても久々、滅多にないこと。
貴重でたのしい。
日焼け特有の、わるくない疲労感。
夜になってから帰宅。
帰路で買った冷凍のたこ焼き、
昨晩のポテトサラダで夕食。
今日は何も調理せず。
*電子レンジのふき掃除
ケーキを焼いたからか、ラップをかけずにたこ焼きをあたためたからか
レンジの中が油や水蒸気でいっぱいだった
ゲキ落ちくんなどで表面を拭く。
もっと綺麗に汚れを落としたかったが
こういうときにはどういった洗剤を使えばいいのか、用意があるのかわからず
ただ拭くだけで終えた。
台所まわりは綺麗にしたいものですね
*うさぎを外へ出すときは見張る
*やりたいこと
布巾の漂白
シンク、コンロの掃除
台所まわりの片付け。お菓子の整理。
洗面台のソリューション。笑
*放置してる
洗濯 たたむ
してくれるか
明日は豆腐ハンバーグにしようか
帰宅するのかな!?
まあいいや
明日も家の外でたのしいことがある。
DAY2
このひと月に掲げた大きなテーマ
とにかく捨てること
それにより生活の動線、所作の効率をよくすること
それが日々のストレス軽減につかながることを証明した
やりたくなったことをすぐやる
例)目についたゴミを捨てる
目についた場所を整理する、捨てる
【生活のためにやったこと】
✳︎洗面所の整理
台所、トイレ、玄関のマット類がしまってある棚を整理した。種類にかかわらず混ぜてしまってあったのを、使う場所ごとに場所を決めて棚に入れた。
棚もマット自体も、初めてさわった。
✳︎生協が来た
空箱の返却
空のビニール袋は全て捨てた
品物は受け取ってすぐ、しまうべきところへしまった
来週の生協を注文してみようかな
カタログを見たあと、母へメールしよう
【したいようにしたこと】
✳︎クライマックスシリーズを観た
帰り道ではBrahmanばかりを聴いていた
電車に揺られながら遠くに見える夕焼けが、真っ赤に 正しく焼けるように見えた
DAY1
一日目にして気づいたこと。
母のいない夜は暇ということ。
母の帰宅、その後の喧騒や怒りにおびえなくてよい。
機嫌をそこねないよう、顔色を伺い、恐がらなくてよい。
これを20年も続けてきたのか。
私が毎日を送るうちでそれがどれだけの比重を占めていたのか。気づけてよかった。
と 母ばかりを責め、転嫁すると同時に
自分自身のあらゆる弱さを思う。
自分が持ち合わせなかったもの、
手に入れようと思わなかったものを思う。(もう何年も前から気づいている。)
家を出るという決断
出るための財力
財力のための労働(への耐性)。
母のいない家、
母の帰宅しない夜は気持ちいい。
でも母のいるこの家を出ようとはしなかった。
それはもしかしたら、
母がいたとしても、それに耐えさえすれば、自責の気持ちとともに怯えて暮らしさえすれば
この家は、快適な我が家にほかならないからかもしれない
今日気づいてしまった。
でも、気づくには遅すぎたと思う。